結婚披露宴に上司として参加しました

私は会社に入社してから20年がたとうとしています。
これまでに30歳のときに自分が結婚したことも含めて、十数回の結婚披露宴に参加してきました。
人数が多いものから少ないものまで、正式なものから内輪だけのものまでいろいろありました。
また、会場にしても、ホテルの結婚式場から、結婚式専門の結婚式場、おしゃれな寝食店を貸しきっての結婚式など、いろいろなタイプのところで開かれたものがありました。
そんな私ですが、昇進して管理職になった30代半ばのころから、結婚披露宴に呼ばれたときにスピーチを頼まれることが多くなってきました。
会社の部下が結婚するようになって来て、その機会が増えてきたわけです。
はじめは、その人にとっては一世一代の晴れ舞台でもあるのですし、上司として恥ずかしくないよう、それらしいことを言わなければならない、と何をしゃべったらよいかと、困り果てて、2週間前から変に気になって緊張していました。
図書館に行って、冠婚葬祭でのマナー本のコーナーにいって、何冊かの本を借りてきて、その文例を真似してみたりしました。
しかし、まったく自分らしくなく、どこかの町会議員でもあるかのようなこっけいなものになってしまって、もう一度原点に戻って考え直してみました。
自分に求められているスピーチはどの用のものであろうかと考えたときに、親族、結婚相手が知らない、会社で上司としてこれまで関わっているからこそわかる、会社での失敗談やそれを乗り越えるためにどのような行動をしてきたか、エピソードを交えて話すことにしています。
人を紹介するときに最もその人の人となりを表すのが、失敗を起こしてしまったときです。
人間誰しも、よいことばかりではありません。
もちろん、きちんとしている人とそうでない人、いろいろな人がいます。
それでも、何でもかんでもうまくはかないもので、誰にでも失敗のエピソードは転がっているものです。
そして、そういったときほど、本来の性格が出るものです。
責任を感じて、ご飯を食べるのも忘れて何とか挽回して取り戻そうとする人であったり、慌てふためき、どうしようもなくなって回りに助けを求める人であったり、やたらと周りのせいにしながらも本当は自分が悪いとわかっていて二度と失敗しないようにがんばる人などそれぞれです。
もちろん、知らない振りをして、責任を逃れようとする人もいますが、そういった人はやがてやめていくことが多く、そういう人の結婚式には参加したこともありません。
兎にも角にも、今までスピーチを頼まれた人との間にはこういったエピソードがありました。
どの人も、いざというときには、頑張りがきいたり、なぜか、周りの人が助けてくれるような性質だったり、意固地ながらも自分のやり方を通すなどの人間くささを見せてくれていました。
結局こういうところを結婚相手は好きになっているのだろうから、失敗話を持ち出すことこそが、その人のよい部分を出すことにもなるのです。
また、長所と短所は表裏一体で、過ぎればどちらにでもなってしまいます。
そういったところがあるからこそ、結婚相手にはお互い、その部分を補っていって欲しいと締めくくることにしています。

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