結婚披露宴で読み上げる両親への手紙

私は最近、結婚式と結婚披露宴を行いました。
どちらもさほど強く「やりたい」という思いがあったわけではないのですが、何となく流れでやることに。
結婚式も結婚披露宴も、「特別はことはせず、両親や友人に感謝の気持ちを伝えよう」というコンセプトでシンプルに準備を薦めました。
その準備段階から私を悩ませていたのが「両親への手紙」。
結婚など考えていないころから「人前で両親への手紙など読み上げたくはない」とずっと思っていました。
何が嬉しくて、両親への恥ずかしい本音を人に聞かせなくてはならないのか、と。
特に私は父とあまり仲がよくないということがありました。
決して仲が悪いわけではないけれど、さほど接してこなかったということもあり、あまり強い思い入れがなかったのです(逆に母とはとても仲がよく、言いたいこともたくさんあったのですが)。
しかし、いざ結婚披露宴を行うとなると、まず間違いなく両親、もちろん父もこのくだりを期待していることだろうと予想できました。
どの結婚披露宴に行っても、この部分がないということはなかったのですから、両親も当然あるものと考えているのは当たり前です。
いくら嫌でも、こればかりは仕方ないと割り切って、両親への手紙の読み上げを行うことに決めました。
ちなみに、このことを決めたのは結婚式当日から半年も前のことでした。
なので、私の中では「まあ、結婚式1週間前には書きあげておけばいいだろう」と思っていました。
しかし、これが甘かったのです。
結論から言うと、両親への手紙を書きあげたのは、何と式当日。
今から考えても本当にぎりぎりでした。
理由はいくつかあります。
まず、一つは私が仕事をしていたこと。
式の準備は全体的に慌ただしいものでした。
仕事から帰ってから、出席者を確認したり席次を考えたりと、ウェディングプランナーさんが指定した期日に間に合わせるのが精いっぱいだったという現状があります。
夫も仕事が忙しかったので、90パーセントを私が担っていたのも大きいでしょう。
二つ目としては、期日がなかったこと。
先にウェディングプランナーさんが期日を指定していたとありますが、両親への手紙は式場に預けておく必要がなかったため、指定日がなかったのです。
これが一番大きいかもしれません。
「結婚式までに間に合えばいい」という思いが私の中にあったため、ついつい後に後にと回された結果、結婚式の数日前になってようやく手をつけるという大変な事態になったのです。
そして、三つ目。
それは内容の難しさです。
本音を書くというだけでも非常に恥ずかしいのに、それを人前で読み上げなければならないとなると、慎重にならざるを得ません。
しかも、父と母、それぞれへの思いに差があったため、バランスを取るのにも気を使いました。
母との思い出はそれこそ溢れんばかりにあるのですが、父との思い出はあまりない。
しかし、だからといって二人への温度差を出席者が感じてしまってはまずいわけです。
そんなこんなで、便箋と向かい合うこと数日、結婚式前日の夜10時過ぎにようやく下書きが完成。
清書したのは結婚式当日の朝でした。
さすがに焦りました。
これから両親への手紙を読み上げるという人には、ぜひとも余裕のある準備をおすすめします。

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