結婚披露宴で出し物を頼まれたとき

私は大学でクラシック・ギターのサークルに入っていました。
そのサークルでは過去にものすごく演奏の上手い先輩方がいらっしゃいましたが、私も現役の範囲内では、まあまあ上手い方だったと勝手に思っています。
そんなサークルも卒業して何年かたった頃。
後輩が結婚することになり、後輩から「結婚披露宴でギターを弾いて下さい。」と頼まれました。
私は卒業してから、仕事に追われ(言い訳)ギターは全く触ってなくて、大勢の前で演奏するのにもさほど慣れていません。
舞台でのギター・ソロの演奏って、緊張で指が震えてなかなか難しいんですよ。
これは、スピーチを頼まれた人も同じ感じだと思います。
せっかくの後輩の頼みなので受けようか悩みましたが、練習に充てられる期間も短いし、無様な演奏で後輩の門出を台無しにするのも気が引けて、結局断ってしまいました。
そして、少しの罪悪感を持って望んだ結婚披露宴の当日。
しばしご歓談に入り、お酒も回ってきたころ。
司会のおねえさんが、「祝福のカラオケを歌ってもらえませんか。
」と周りの席の方々に聞いて回っています。
ほとんどの方が気恥ずかしいのか、断っているように見受けられました。
が、私は当時お酒を飲んでカラオケを歌うのは日常でした。
いや、大好きでした。
で、ギター演奏を断ってしまった罪悪感もあり、周りの方々がカラオケを断っている中、1曲祝福する内容の歌を歌いました。
慣れとは恐ろしいもので、全く緊張しませんでした。
サプライズということもあって、後輩からも感謝され、私としてもちょっと安心しました。
みなさんもスピーチとか出し物とかを頼まれることがあるかと思います。
ドラマなどでは、その緊張をコミカルに描いていたりして、笑いながらも大変だろうなと思ったりしますね。
でもやっぱり大事なのは気持ちです。
みなさんも何か頼まれたときは、「定番」とか「内容」にこだわらず、ご自分の得意なものでご友人の門出をお祝いされてみてはいかがでしょうか。

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